DETOUR

2020米国大統領選挙、米国政治、勉強したこと気づいたこと

アメリカで働く // 就労許可(EAD)申請とUpWork

いきなりですが、今回の駐在帯同中にはお金を稼いでみたいと思ってます。

アメリカではビザの種類によって配偶者は働けなかったり、夫の会社から許可が出なかったりするみたいですが、幸運にはうちは両方クリア。働く以外にもやりたいと思ってることは沢山あるんですけど、とりあえずまあ資本を。そこで2つの方法で今動いています。

 

①アメリカの企業で働く ⇒ EAD取得

アメリカ国内で働くためには就労許可を申請しなきゃいけないんですよね。就労許可証はEAD(Employment Authorization Document)っていって、I-765という申請書とその他もろもろの書類を郵送するみたいです。

しかし申請料が410ドル…。日本円でいうと現レートで約43,500円。国民の雇用機会を守るためなのかは知りませんが、高く感じます。果たして無事働いて取り返せるでしょうか。許可証の返信に3か月くらい待つ場合もあるみたいなので、来週の初めには発送したい…。

Application for Employment Authorization | USCIS

 

クラウドソーシング ⇒ UpWork

一方とりあえず現段階でなんかできることないかなと調べ、UpWorkという世界最大のクラウドソーシングサイトに登録してみました。同様の日本のCrowdWorksとかのサイトにも登録したことあるんですけど、当然私より英語できる人はバイリンガルの方等ふまえ星の数ほどいて、その中で何も自分の強みとか取柄がない気がしたんですよね。だから、もっと広い市場でチャンスを探そうと、今回海外ともつながってるUpWorkにしてみました。

大まかな仕組みは、依頼元が依頼したい内容と予算をUpWorkに載せ、それに興味がある人がもらいたい希望金額とともに応募します。すると依頼元がその中から、提示金額やこれまでの経験などによって正式に依頼する人を選ぶみたいです。

 

仕事を「Japanese」という単語で検索してみると、結構面白いんです。普通の翻訳の仕事以外にも、下記のようなものもありました。

・日本の企業との商取引をしており、通訳としてその会社に電話をしてほしい 

日本食レストランのロゴデザイン

・日本の結婚式場のリストを作ってほしい

・作ったビデオに日本語でナレーションを入れてほしい

 

翻訳依頼も公式文書から個人のメールなどまで多種多様。中には日本人が英訳を依頼しているものもありました。やりとりは主に英語になるとは思いますが、予算は自分で決められて、確かに安く収まる効率のいい方法なのかもしれません。ぼちぼち探したり応募したりしていますが、1円でも稼げる日がくるのでしょうか…。

 

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片道車で2時間の日本食スーパーで見つけたOAGESANたち。毎日の味噌汁が豪華になりました。

愛をささやく切手

 

先週までは寒い日が続いてましたが、ようやく暖かくなってきました。

とはいえ、夜は冷えるので油断なりません。夏でも昼間は32℃近くにまで上がる一方夜は14℃程まで下がるらしく、まさに砂漠気候…。まあ少なくとも寝苦しさを感じることはなさそう。

 

日本は今桜が満開になっていってるみたいですね。インスタグラムや母にもらう写真を見て楽しんでます。暖かくなってきてはいるものの、うちの窓から見える景色はあまり変わりません。

青い空。そしてその下には荒野とぽつぽつ見える緑。たまに車が通った後みたいな跡が見えるんですけど、ダカールラリーのコースにでもなったんでしょうか。

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聞くところによると、6月ごろが緑のピークで、夏になると乾燥しすぎて草も枯れてしまうとか。でもやたら鳥はさえずるし、景色も最高に気に入ってるので、あとは定期的に山や公園に出かけて緑分を補給するに限りますね。

 

そして昨日は初めて郵便局に出かけました。郵便を出すついでに切手を買うべく調べてみると、どうやらアメリカの切手はForever Stampといって、規定サイズ以内だと一律料金で送れちゃうようです。海外どの国に出すにも同じ切手。

今回は国際郵便用のGlobal Forever Stampと、国内用のForever Stampを買いましたが、

 

出された国内用の切手にまさかの「LOVE」…

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確かに愛がこもった手紙って嬉しいし、家族とか友達に出すのはうってつけですよね。日本にもムーミンの切手とかかわいいのあるし。でも書類とか小切手を送るときにはこの切手使えない気がする…。

とりあえず米国内にこの切手を貼って出せる友人が増えることを期待しつつ、もっと種類沢山あるらしいので次はしっかり選びます。忘れててまた愛が増えませんように。

激怒するアメリカ高校生 銃規制を呼び掛ける命のためのデモ

先日3月24日、ワシントンDCで20万人を超える人々が参加する「March for Our Lives」というデモが開催された。なんと主催者は高校生。ベトナム戦争以降の若者主導で行われる抗議としては最大規模だ。

このデモのテーマがまさに、今アメリカで深い論争を呼んでいる「銃規制」である。今回はそのきっかけ、問題を下記4章にわたってひも解いてみる。

 

1、発端 高校で銃乱射事件が発生

2、被害をうけた高校生たちが銃規制を訴える

3、銃規制が進まない根本原因

4、高校生の成果と今後への期待

 

 

1、発端 高校で乱射事件が発生

2018年3月14日バレンタインデーに、フロリダ州のStoman Douglas高校で14人の生徒と3名の関係者が銃で武装した侵入者によって射殺された。犯人は過去に同校を退学処分になっていた19歳の男性である。度々問題を起こし近所の住人に通報され、またYoutubeには”School Shooter”、学校狙撃犯になるといった内容の投稿もしていたことがわかっている。

 

当日の緊迫した様子が下記のビデオでみてとれる。映画のセットではない。普通の街の高校で響く銃声、列をなして逃げている生徒、子どもを探す親など、すべて生々しく、言葉にできないほど恐ろしい。

www.youtube.com

 

犯人は逮捕され取り調べを受けているが、今回の問題点が、警察にも何度も連行されている19歳の犯人が自ら【合法】で銃を購入していたことだ。そんな理不尽な事態に同校の生徒達が怒り、立ち上がった。

 

2、被害をうけた高校生たちが銃規制を訴える

生徒たちの目的は、銃規制の強化だ。自らも精神的にショックを抱えているに違いないのだが、彼らは銃撃事件の翌日には既に Never Again MSD (MSD=Stoman Douglas High School)という団体を立ち上げ、集会や、Twitterで#NeverAgain (二度と起さない)や #EnoughIsEnough (もう十分) のハッシュタグを使って銃購入可能年齢の引き上げや、購入時の身辺調査の導入を訴えた。

 

また、3月22日には被害者や犠牲者の家族たちが集い、3人のフロリダの議員が出席する公聴会がひらかれた。背中から撃たれて亡くなった女子生徒の父親等、犠牲者の家族達が議員を糾弾し、また多くの生徒達も直接銃規制を訴えかけた。

www.youtube.com 

多くの人が賛同し、成果を上げてきているようにもみえる。しかし、立ち向かうべき敵は果てしなく強大なのだ。

 

3、銃規制が進まない根本原因

 銃撃事件については抜本的な対策はなされて来なかった。勿論これまで、銃乱射事件が起こらなかったわけではない。

1999年にSandy Hook小学校で27人の小学生が犠牲になった銃乱射事件や、記憶に新しい2017年にラスベガスで58人が銃殺された無差別銃乱射事件等、年間で100件を優に超える数の銃乱射事件がアメリカ国内で起こっている。しかし国は再発防止として策を講じてこなかった。なぜか。最大の原因と言われているのが、「NRA」という団体である。

 

NRAとはNatinal Rifle Association、全米ライフル協会

そもそもアメリカでは自衛のために銃を持つという考えが昔から広く浸透し、その権利もアメリカ合衆国憲法修正第二条で保障されている。

"A well regulated militia, being necessary to the security of a free state, the right of the people to keep and bear arms, shall not be infringed"

規律ある民兵は自由な国家の安全保障にとって必要であるため、国民が武器を保持する権利は侵してはならない

 

そしてNRAは上記憲法を根拠に、銃規制に真っ向から反対しているロビー団体である。また会員には著名人も多く、多くの政治家に多額の献金を行うことで政治的にも強い発言力をもってしまっているのだ。8億円を上る献金を受けている政治家もいる。つまり、政治家が銃規制に賛成するイコール、NRAからの献金がなくなり、自らの政治資金が大幅に減ってしまうことにつながる。これが米国政治にはびこる、大きな大きな問題なのだ。

 

下記の日本語字幕付きのビデオで話しているのが、現NRAの会長である。今回のフロリダの銃撃事件について学校、FBIなどを責めた後に、学校の警備強化の重要性を訴え、こう締めくくった。

 

“To stop a gad guy with a gun, it takes a good guy with a gun.”

“銃を持った悪いやつを止めるには、銃を持った良いやつが必要だ。

www.youtube.com

 

お金と権力を持った団体がこういった主張をする。これが今までアメリカで銃規制が進まなかった根本原因である。

 

4、高校生の成果と今後への期待

NRAに立ち向かう大きな力がこれまでなかった中、高校生たちがその流れを変えようとしている。下記のこの運動の中核の一人となっているStoman Douglas校の3年生、Emma Gonzálezのパワフルなスピーチは、上記のような銃規制に対する問題に真っ向から戦っている。これは是非見てほしい。このような高校生のまっすぐな主張がアメリカを動かしているのだ。

www.youtube.com

 

実際に現在、銃の撤廃とまでは行かず、銃を購入できる可能年齢の引き上げや、購入時の身元確認の実施を指示する世論は83%にも上っている。そしてこの活動の広がりをうけて、これまでNRAを支援していた企業が実際にいくつもその関係を断ち始めているのだ。

 

一方、国のトップである大統領はいったい何をしているのか。事件後は被害者を見舞ったり、ホワイトハウスに被害生徒たちを読んで意見を聞く等したが、結局NRAの力に屈し、事件の原因を銃ではなく「犯人の精神疾患のせい」とこじつけようとしている。学校のセキュリティー強化、そしてさらには「先生に自衛のために銃を持たせる」などと言っている。むしろ最初から人々は何も大統領に期待していない風潮があることも事実であるので、驚くべきことでもない。

 

こうした大人達が手をこまねいている中、高校生たちは今回のデモのように多くの人を巻き込み、主張し、これまでにない成果を上げていることは間違いない。バレンタインデーの乱射事件から約1か月、人々の声が政治を動かすまさに民主主義を、自由の国アメリカで目の当たりにする日が待ち遠しい。

 

荒野での新しい生活

渡米してから早1か月半。

早朝から超激務の夫を労わりながらのんびりと暮らしています。

 

大学在学中、もはや8年ほど前ですがカリフォルニア州に1年弱留学していました。

その時はなんとも優しいホームステイ先だったので、洗濯も料理も全部おんぶにだっこ状態だったんです。なので今回は初めて「自力で生活(家事炊事)する」生活なので新鮮で楽しいです。

 

あと、留学中はそこそこ都会にもアクセスしやすい小さな街に住んでいたんですが、

今回はまさかの

 

 

THE ★ 荒野!爆

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いやむしろこっちのほうが自分にあってるかもという思いが募っています。

なにより出歩くたびに出会う景色が、絶景カレンダーの1枚になりかねない。近所を歩き回ってこういう景色見て深呼吸するだけで、カウンセリング1回分の効果はあります。

 

いやしかし平日こんな景色を見てばっかりもいられないので、今はこちらの運転免許を取るべく勉強中。そしてなにか仕事がないかもリサーチ中。これも追って書いていきたいと思います。

 

そして渡米してからもアメリカで結構大きな動きがいくつかありました。

2月14日にフロリダのStoneman Douglas High Schoolで起きた銃撃事件。17人もの生徒、先生の命が失われました。これをきっかけに、今高校生が中心となり "Never Again" という銃規制を訴える大きな運動が起こっていますが、これまでのようにNRAという大きな大きな壁にぶつかっています。

 

そして今はトランプ大統領の不倫問題が日に日に盛り上がりを見せています。昨日もテレビをつけると、過去に不倫をしていた女性が初めてテレビ取材に応じており、思わず家事の手が止まりくぎ付けになりました。

 

こういった内容も、日々の日記と合わせて今後書いていきたいと思っていますので、よければお付き合いください。

 

ではよい週末を! :)

THE 三日坊主

まさに、まさに恐れていた三日坊主になりました。

意気揚々と始めたブログ。

 

ここに書こうと決めていた内容は、米国政治、英語、洋楽など自分が大好きなことばかり。

ではなぜ更新止まったのかを考えると…

 

書くことに慣れていない&時間がかかる こと。

そして自分の超面倒くさがりな性格。

 

 

10の記事もろくに書いていないので偉そうに言えませんが、

米国政治について書くときは特に下調べなどで時間がかかり

どうにも他の楽しいことや楽なことに心が向いちゃうんですよね。

続けて更新されている方、本当に尊敬します。

 

 

ブログから離れている間に無事引っ越しが完了し、

今はアメリカの荒野に住んでいます。(笑)

 

もう3月ですが、今年はアメリカ生活も含めて本格的に更新していこうと考えていますので、

ぼちぼち更新していきます^^/

どうやって【洋楽】で英語を勉強したか // はじめに

 

私の人生に占める「音楽」 は 洋楽 > 邦楽 です。

昔から英語がすきで、留学は大学時代にアメリカに9か月いき、TOEICは最高950点、YOUTUBEのニュースやトークショーも(話題にもよりますが)字幕なしでも理解し楽しめるようになりました。でもその原点は間違いなく洋楽で、洋楽が好きで英語が好きになり、洋楽でも英語を学びました。

 

しかし、友達に「英語、どうやって勉強したん?」とかきかれてうっかり格好つけて「洋楽聞いた」とかと答えてしまうと、かなりの高確率でまず相手が

 

( ゚д゚ ) この顔になって、そのあと

 

┐(´-`)┌  oO (ハイハイ、聞いただけで話したり聞けるようになったら誰も苦労せーへんわ)

とでも思っているような、気まずい沈黙が一瞬できます。そして深く内容に触れられずにそっとされます。そりゃそうですよね…。最近もこんなかんじのやりとりが発生して、自信過剰で格好つけた人間になりあがりました 。

 

でも本当なんです。たしかにテストとか受験とかで勉強という勉強もしたけど…と、ここで悔しさのあまり、どうやって自分が「洋楽で英語を勉強した」といえるのかを振り返ってみました。

 

それで改めて思いました。

洋楽ってI am a student. とかみたいな教科書のガッチガチじゃない自然な英語に慣れるのに最高の教材になるんですよね!絶対に!!!そして何より、英語を好きになる入り口になるんですよね!!!!聞き方を!聞き方と楽しみ方を工夫すれば…!!!!!!

 

でもその気持ちも理論や経験談も、私はその沈黙を超えてまで周りの友達に熱弁する勇気はありません。なので、ここに、このブログに、米国情勢系の話とかと織り交ぜながら、私の洋楽での勉強法をこれからぼちぼちつづっていこうとおもいます。

ぜひお付き合いください

^^/

メキシコ前大統領が次回の米国大統領選挙に立候補?

毎日ガチガチの政治ネタになってしまっているので、今日は米国政治ネタですが少し笑える話を…^^

 

2000年から2006年までのメキシコの第55代大統領であるVicente Fox(ビセンテ・フォックス)氏が、 なんと次回のアメリカ大統領選に立候補すると名乗り出ました。

 

トランプ大統領は、メキシコから来る不法移民の多くは犯罪者や悪人だとして、大統領選時代から「国境に壁を作りそれらの悪人がアメリカに来るのを防ぐ。そしてその建設費用をメキシコに払わせる。」という目玉公約を掲げてきました。そのような過激な内容の政策により、米国国内のみならずメキシコでもやはりトランプ大統領批判は強いとされています。

そんな中、怒り心頭の前大統領が発表したのが、下記の出馬宣言です。勿論ジョークではありますが、言葉巧みに彼を猛烈に批判している動画は非常に見ごたえがあり、ところどころニヤリと笑ってしまいます

www.youtube.com

*下記は意訳ですのでご了承ください

0:07- "Donald, every time I  make fun of you, which I do a lot, people say "why can't you be our president?". America, I feel your pain. We all do. And that is why today I'm proud to announce my candidacy for president of the United States. " ドナルドよ、私があなたをからかうたびに、いろんな人に「あなたが私たちの大統領になってくれたらいいのに」と言われます。アメリカよ、あなたたちの苦しみを私たちは知っています。そしてそれが今日ここにアメリカ合衆国大統領戦への立候補の意を表明する理由です。

 

0:48- Now, I know a lot of you will say "How can you be president? You're a Mexican!"  And to those people, I have three words: "Donald", "fucken" and "Trump". If that worn-out baseball glove tightly gripping a turd, can be president, then amigos, anyone can.  多くの人が、メキシコ人のあなたが大統領になんかどうやってなるのか疑問に思っているでしょう。しかし、そんな疑問をもつ人はこの3つの言葉を思い出してほしい。ドナルド、**、トランプ。もしあの使い古されたグローブのような野郎が大統領になれるなら、誰でもなれるのです。

  

上記は一部のみの抜粋ですが、自身のキャンペーンソングを演奏したり、トランプ大統領の大統領選キャンペーン時のトレードマークともいえるMake America Great Againと書いた赤い帽子のパロディーも最後に披露しています。

動画を見ていると彼がおちゃめなおじ様のようにも見えてきてしまいますが、れっきとしたメキシコの前大統領という事実と、その発信力に改めて驚きます。