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2020米国大統領選挙、米国政治、勉強したこと気づいたこと

米国内引っ越し① // 見積もり依頼から業者決定までの手順

実は急遽引っ越すことになりました。

荒野荒野と言いながら、景色や自然へのアクセスしやすさなどの点で結構気に入ってたこの町も、約半年で離れてしまうことになり寂しいです。しかしそんな寂しさに浸る暇もなく、現在引っ越し準備まっしぐら。ようやく引っ越し業者を決めたところです。うちは会社指定の業者もなく、すべて個人で調べ、見積もりをしてもらい決めました。こっちの業者、訪問見積もりだけでなくFacetimeで見積もりしたりするんですね(笑)

全て自身で調べまくった完全自己流ですが、いろいろ面白かったので、ざっくりですが手順を4段階で下記まとめてみました。

 

①手配可能業者探し

まず行ったのが、希望期間中に輸送ができる業者を探すこと。いろいろ検索してたどり着いた引っ越し業者に、各社のサイトから見積もりを依頼しました。とはいえ入力するのは、大体希望日程、搬出地と搬入地の郵便番号、今住んでいる部屋の数くらい。勿論これだけで料金が出てくることはほぼなく、 大概はその後各担当者から電話やメールがきました。

そしてこの時点で依頼をしたのは全12社。多いですよね。しかし現住所がそこまで都会ではないので、そもそもサービス区域外、返事なしなどで全然うまく進まず、どんどん聞く業者の数も増えていきました。結果は下記の通り。

 

≪業者返答まとめ≫

対応可能          :3社

希望期間に空きがなく手配不可:1社

サービス区域外       :5社

返事なし          :3社

(日系業者2社含む)

 

振られに振られまくり、勝率(?)は25%でした。9月の新年度開始前の8月前後は年間でも特に繁忙期らしいとはいえ、返事がなかったのが3社も。ダメもとで聞いてみた某大手日系企業もその一社でした…。

あと、やはりアメリカは広いので、たとえ大手に見積もりを依頼しても、実際に対応するのは近隣地区の提携会社ということが多いようです。最初はまったく覚えのない業者から連絡が来てとても戸惑いましたが、聞くと "We represent *****(大手業者名)" と言ってきたので合点がいきました。

 

②信頼度調査

上記で絞り込んだ3社に具体的な見積もりを依頼する前に、念のためしっかりした会社かどうかをBetter Business Bureau というサイトで調べました。BBBとも呼ばれているようで、所在地、企業名などで検索して色々な企業の評価を見ることができます。今回の3社はすべてA+でした。

www.bbb.org

 

③見積もり

絞り込んだ3社と本格的にメールでやり取りを始めました。次は、具体的な物量を伝えて見積もり書の入手です。米国内の引っ越しは初めてでもあったので、できれば訪問してもらい物量を見てもらいたいと伝えていました。しかし会社によっては近辺に支店がなく、結局下記の通り各社と訪問、電話、Facetimeでの見積もりとなりました。

 

≪A社≫ 訪問見積もり

訪問見積もり。見積もり依頼後に一番早く返信があった、大手引っ越し業者の協力会社。ベテランの風格がある男性営業マンが家に来て、部屋を巡り一通りすべての荷物をみてiPad上に打ち込んでいた。そしてその後、座ってその場で料金を口頭で提示された。色々思いつく限り質問をし終了。見積もりは同日中にメールできた。

ちなみに土足で入られる前に頼んで、家にあった靴カバーをしてもらった。そしてこういう場合チップをあげるのかわからず、冷蔵庫に冷えていたPerrierを渡すと喜んでいた。丁寧でにこやかで信頼できるような印象だった。

 

≪B社≫ Facetime

支店が近くになく、Facetime(テレビ電話)での見積もり。すでにあちらの指示通り、ネット上の指定フォーマットで物量を入力し料金は提示してもらっていたが、念のため。

こちらから掛けるとランチを食べているところで、オフィス内の様子をちらっと見せてくれたりと、にこやかな青年だった。挨拶を済ませ、画面に家具や荷物を映しながら家を一周し、一通りの質問をして終了。のちにメールで改訂版の見積もりが来たが、以前の料金よりだいぶ安くなった。しかしネックだったのが、搬出候補日が5日間あり、その初日の3日前にならないと確定しないということ。これでは直前まで予定が立たない。

 

≪C社≫ 電話

電話でとにかく話したいと、最初からぐいぐい積極的だった担当者。物量を入力するネット上の専用フォーマットもないとのことで、なぜかFacetimeでもなく電話をしたいと。メールですでに自作の物量リストを送っていたが、それも完全に無視され、いちからまた口頭で家具の大きさや数量からすべて口頭で説明をした。(笑) そして説明ののち、見積もりが送られ、その会社のライセンスなどの説明や料金やオプションなどの説明をまた一から。計1時間ちょいも電話でぶっ通し話しました。(笑) 丁寧なんですけどね、でも、丁寧すぎというか、「それ全部電話でする必要ある?」というのが感想です。

彼によるとライセンスをしっかり持っていない悪質な業者も多いらしく、最初から最後まで、"PLEASE be aware of fake moving company's or moving brokers!!!!!!" (偽物業者には気を付けて!) のアドバイスが頻発しました。(笑) 

  

④業者決定

3社料金が出そろったところで、料金や条件を考慮し会社にも確認をして、A社に決定しました。ちなみに料金は安い順に、A<B<C。料金が安かったこともありますが、やはり担当者と面と向かって話した安心感も決め手でした。

 

★その他確認事項

うちの場合の料金や②の信頼度や評価確認以外の主な確認事項は下記でした。

デポジット有無とその金額

・支払方法 (カード、チェック等)

・保険オプション

・配送所要日数

・配送方法 (保管後混載なのか、詰め替え有無など)

・搬出日が決まるまでの流れ

 → 希望日を伝えても、その日を含めて何日間か業者側から候補日が提示され、業者によっては直前にならないと確定しないところがあるよう。例えば3day-windowと言われれば、候補日が3日間できるということ。業者によってその定義や決まる流れも違うようなので要確認。

 

★教訓

見積もりは訪問でもFacetimeでも、実際に見てもらって料金を出してもらったほうが良い。C社は実際にFacetimeの前後で料金が大幅に下がった。

 

 

ということでようやく業者が決まり、現在は日程の最終調整中です。それと同時並行で進めなければいけない、恐ろしい荷造りが待っています…。ぼちぼち頑張ります。

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こういう景色は、引越し後に確実に恋しくなります。。